4日間学ぶということ

珍しくエッセイ風の記事です。こんにちは、運営代表の尾関です。平素は当会の講習会実施にご支援いただきありがとうございます。

当研究会の講習会、RブートキャンプやPythonブートキャンプは15コマ(90分)を4日間で学ぶプログラムになっています。半分の2日間講習会も、5日間で15コマのも開催しましたし、3日で15コマ詰め込んでしまう案を検討したりもしました。しかし現在は15コマ4日間で落ち着いてます。

他の同種の講習会では、半日から2日間まで様々ですが、これだけの日数・コマ数で集中講座を行うものは、大学での集中講義を除いてはなかなかないようです。

集中講座で行うメリットは、朝から夕方まで(そして夜の自習まで)他のことは諦めてRなりPythonなりの習得に集中するということです。プログラミングを学ぶ、またデータ処理・統計処理の概念や技法を学ぶというのはかなり集中力が必要で、他事とは隔絶される必要があります。そのために快適なホテルタイプの研修施設での合宿(通いの方もいらっしゃいますが)でお茶お菓子もご用意してずっと手と頭を働かせ続けられる環境を提供しています。

さらに今年3月の講座で気がついたことですが、2日間の講習会では、初日に不消化のところがあっても2日目は既に完結させる方向で動いてしまっているのでなかなか1日目の内容のフォローがしづらいのに対して、4日間あると特に初心者には辛い導入部分でのつまづきを2日目で取り返せる、また3日目から内容が高度化するのにも2日間の助走があればついていけるというメリットがあるように思えました。さらには、講師やTAがフォローしなくともずっと考えているうちに2日目の夕方ぐらいに自分で気がつくということもあるのではと思います。そういう振り返りや気づきを可能にする時間がこの4日間講習にはあると思います。

正直言って運営側も準備をし4日間通して(実際には前日から会場に入っています)お付き合いするのはなかなか大変なのですが、4日間でみなさんの様子が変わってくるのも感じられ、また居眠りなど全く見かけないぎりぎりの集中力に圧倒されもして、また今年度も開催しなければと気を引き締めています。今後ともよろしくお願いいたします。

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